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トビイロシワアリ、長野県内初の食害確認 南信の農家、農薬効かず

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 県農政部は、南信地域にある露地栽培のブロッコリー畑で、アリの一種である「トビイロシワアリ」による食害が県内で初めて確認されたと発表した。駆除するのに効果的な農薬はなく、巣を壊すなどの対策が有効だという。同部で野菜などの生産農家に注意喚起している。(太田浩信)

 トビイロシワアリは、屋久島以北の国内に広く生息する在来種で、県内の草地などにも生存している。昆虫や種子、樹液などを食べる雑食性だが、キャベツやブロッコリー、ハクサイなどの野菜類を餌とする場合もある。過去に群馬や静岡、埼玉など12県で農作物への食害が確認されている。

 体調2・5ミリ前後で褐色から黒褐色。頭部と胸部に縦向きのしわがある。駆除に当たっては、深く耕して巣を壊したり、周囲に水を張ったりするなどの方法しかないという。

 被害にあった農作物は、茎の根元部分が食い荒らされ、生育が妨げられていた。食害が激しい場合は枯れてしまうという。農作物を人間が食べても、健康には影響がない。

 同部によると、道路を挟んだ畑の2カ所で、ブロッコリーの茎の土に接する部分が食い荒らされているのを、栽培農家が5月下旬に発見し、県病害虫防除所(須坂市)に通報した。現地確認した上で同部が、農林水産省植物防疫所(名古屋市)に鑑定を依頼していた。

 同部は、1個体群が生息域を広げる中で、ブロッコリー畑に被害が及んだと見ており、「他の地域で被害が拡大する恐れは少ないが、注意してほしい」と呼びかけている。

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