PR

地方 地方

おもちゃドクター、報酬は子供の笑顔 神戸や西宮の商業施設で、お年寄りらボランティアで修理

おもちゃの車を修理した加藤正博さん(左)と笑顔を浮かべる子供ら=神戸市中央区
Messenger

 壊れた子供のおもちゃを修理するボランティア団体「神戸・灘おもちゃの病院」が、神戸市や西宮市の商業施設などで定期的に“開院”しており、大切なおもちゃを壊して泣き顔になってしまった子供たちを笑顔にしている。修理を担当する「おもちゃドクター」は60~80代の定年退職したお年寄りら。壊れたおもちゃを無償で修理し、「子供の笑顔が何よりの報酬」と熱心に取り組んでいる。(土屋宏剛)

 同団体は、ボランティア団体「日本おもちゃ病院協会」(東京)の「おもちゃドクター養成講座」を受講した神戸市灘区の加藤正博さん(70)ら同市内の数人で平成27年10月に発足させた。現在は同市や西宮市の商業施設など5カ所で毎月定期的に子供のおもちゃを修理している。発足当初は数人だったドクターも今では37人まで増えた。

 メンバーの多くは定年退職後におもちゃドクターに“転職”した人らで、元デザイナーや音響機器関連企業社員など経歴はさまざまだが、「子供の笑顔が好き」という点は共通している。「おもちゃを修理する作業は頭の体操になり、ボケ防止効果もある」と加藤さん。「おもちゃを修理して返すと子供が笑顔になる。退職した仕事よりもおもちゃドクターの方がやりがいがある」と笑う。

 電線が切れて動かなくなったラジコンカーや破れたぬいぐるみなど、1日に60個近く修理する日もあるという。その場で修理できない場合は預かって後日返却する。昨年は1600個以上修理した。

 神戸市中央区の商業施設「神戸ハーバーランドumie(ウミエ)」に破れたぬいぐるみを持って訪れた同市垂水区の女性(21)は「子供のお気に入りのおもちゃを捨てるのはつらい。修理してくれるのは本当にありがたい」と話していた。

 修理は原則無料だが、部品の調達などに費用が発生する場合もある。持ち込めるおもちゃは1家族3個まで(ウミエの場合は2個まで)。問い合わせはメールで加藤さん(kato912@oton.zaq.jp)。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ