PR

地方 地方

【語り部の言の葉】気仙沼市・村上まき子さん 震災前からガイド 海はちっとも悪くない

震災当時の様子を語る村上まき子さん=6月17日、宮城県気仙沼市・大島(千葉元撮影)
Messenger

 「十八浜」と書いて何と読むかご存じですか。「くぐなりはま」と言います、9足す9で18。不思議ですよね。踏みしめると、キュッ、キュッと鳴ります。鳴り砂の浜としては日本で一番早く、明治のころに地学雑誌に初めて紹介されました。今は閉鎖されていますが、何年かしたら、復活するんじゃないでしょうか。鳴り砂は残っていて、形も徐々に戻りつつあります。

                   

 亀山に登ります。これは水上不二(みずかみふじ)の歌碑です。大島出身の児童文学者で詩人でもある不二さんは「海は命の源、波は命の輝き。大島よ永遠に緑の真珠であれ」と言いました。大島を愛し、いろんな詩を作ったり、大島の中学校の校歌の歌詞を作ったりしました。詩の一節をとって、この島は「緑の真珠の大島」と呼ばれています。ごあいさつのとき、「緑の真珠の大島へようこそ」と言います。

 亀山のレストハウスに着きました。ここから大島の全景が見えます。津波は、あの大前見島(おおまえみじま)、小前見島の上を通ってきました。手前の田中浜は、防風林がすごくきれいなところでしたが、木が1本も残らず流されてしまいました。その隣の浜が小田の浜海水浴場です。あそこの松もほとんど流されてしまいました。東からの波と、西からの波が交わり、低いところにあった家や商店は1軒も残りませんでした。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ