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被爆建物の破片展示 広島大「記憶の継承になれば」

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 老朽化のため解体された被爆建物の旧中国配電南部変電所「E.R.E宇品御幸ビル」(広島市南区)の破片などが21日、広島大学医学資料館(同)で公開された。「被爆建物の記憶の継承になれば」と学生の発案で企画した。8月30日まで展示する予定。

 宇品御幸ビルは、南区の宇品方面に電力を供給するため、昭和18年に建てられた。鉄筋コンクリート2階建て。20年8月6日の原爆投下時は、爆心地から3・79キロに位置したため窓ガラスが破損するなど被害を受けたが、翌7日には送電を開始した。

 その後は使われなくなったが、建物が老朽化して外壁が剥離(はくり)し、道路に落下するなどしたため、中国電力のグループ会社から民間会社に売却され、今年2月に解体された。

 展示会は、被爆建物への理解促進などを目的に、広島大の総合科学研究科博士課程前期2年、湯淺梨奈さん(24)が企画。解体された建物の破片などを医学資料館の1階ロビーで公開した。

 被爆して熱線を浴びた建物西側の壁面破片や西側壁面内から現れたレンガ、鉄骨として使われていた丸鋼など実物9点。ほかに建物解体中の工事現場の様子などを記録した写真も展示している。

 湯淺さんは「原爆被害の記憶を継承するには実物を伝えていくことが大切。少しでも被爆建物を考えるきっかけになれば」と話している。

 一般公開は平日の午前10時~午後4時。入場無料。

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