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「君の名は。」閖上が原点 仙台で新海誠展 震災後訪問、「日和山」描く

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 東日本大震災で甚大な被害を受けた名取市閖上地区。震災直後にその場所を描いた1枚のスケッチがある。アニメ映画「君の名は。」の新海誠監督が描いたものだ。この場所が同作を制作する原点にもなったという。このスケッチなどを展示する「新海誠展」が東北福祉大学仙台駅東口キャンパス(仙台市宮城野区)で来月8日まで開催されている。

 「君の名は。」は平成28年に公開され、邦画歴代2位の興行収入250億円を記録、社会現象となった。東京に住む男子高生と田舎町の女子高生の身体が入れ替わる物語。2人が徐々にひかれ合い、困難に立ち向かう姿が感動を呼んだ。

 同展は新海監督の初作品「ほしのこえ」から「君の名は。」までの原画のほか絵コンテなど約650点を展示。シアタールームも設け、歴代の新海作品の登場人物がさまざまなメッセージを届ける映像が流れる。

 新海監督は23年3月11日の震災発生から約4カ月後、テレビ番組の取材で同地区を訪問。津波が押し寄せ約700人以上が命を落とした街の様子を見て、「自分があの日ここにいた世界は十分にあり得た。ここは自分の街だったかもしれない。もし自分があなただったら、という入れ替わりの作品を作ろう」という思いを抱いたという。

 訪問時に描いたスケッチは同地区の「日和山」を臨むもの。津波にのまれ、すべてを流された同地区が印象的に描かれている。

 展示会を訪れていた同市青葉区の大学生、金沢隼人さん(20)は「君の名は。」公開前からの新海監督のファン。スケッチを見て「新海監督と被災地のエピソードは知らなかった。ファンにとって被災地に足を運ぶきっかけになると思う」と話した。

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