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熊本の高3自殺 学校で何かあった? 止められなかった… 母親「真実を知りたい」

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 医療関係の仕事に就くという夢があったのに、なぜ-。熊本県北部の県立高校で、女子生徒が自殺してから1カ月余り。突然訪れた別れの混乱と悲しみの中、母親(45)は「真実を知りたい」と訴える。

 「学校で何かあったの?」「ううん。いいけん早く仕事に行って」。これが、体調不良を訴えて学校を早退し、自宅にいた長女との最後の会話になった。5月17日午後。仕事の昼休みでいったん帰宅した際、目を赤くして家の外を見ていた姿が忘れられない。

 その数時間後、長女は病院に搬送され、翌18日未明に息を引き取った。

 リビングのテーブルにあった遺書には「『死ねばいい』と言われた」「誤解なのに。死にたい」と書かれていた。

 長女は自宅で、いつもスマートフォンを触っていた。写真共有アプリ「インスタグラム」のフォロワー(読者)の数や男友達が多いことを、学校でねたまれていると言っていたこともあった。

 「何かあったことは分かっていたのに止められなかった」。母親は自分を責め続ける。

 長女の父親と弟を含む4人家族で、長女は「人を気遣う優しい性格」。骨折した時に熱心なリハビリの先生に出会ったことをきっかけに「人のためになる仕事がしたい」と医療事務を志し、勉強を始めようとしていた。

 しかし、今年5月の大型連休明けから異変があった。口数が少なくなり、学校にも行きたがらなくなった。

 学校側は今月15日、同学年の生徒らから聞き取りした結果をまとめた調査報告書を、両親に渡した。報告書には自殺の原因が別にあるようにも取れる部分があるという。母親は「遺書と矛盾しており納得できない」と話した。

 長女は何で苦しんでいたのか。「追い詰められ、本当につらくなると『助けて』と言えなくなる。気付けなくてごめんなさい」。あふれる涙をこらえ声を震わせた。

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