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「長者山官衙遺跡及び常陸国海道跡」が国の史跡に 茨城県内32件目

「常陸国風土記」に記載のある「藻島駅家」の可能性がある「長者山官衙遺跡及び常陸国海道跡」の掘立柱建物跡(日立市教育委員会提供)
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 茨城県日立市十王町伊師の「長者山官衙遺跡(ちょうじゃやまかんがいせき)及び常陸国海道跡(ひたちのくにかいどうあと)」が新たに国の史跡に指定されることになった。国の文化審議会が15日、林芳正文部科学相に答申したためで、県内の国指定史跡は32件になる。

 「長者山-」は奈良時代から平安時代の遺跡。溝で区画された東西134~165メートル、南北110~116メートルの範囲から、12棟の掘立柱建物群と8棟の礎石建物群の跡が見つかり、溝の西側を南北に走る道路跡も確認された。

 8~9世紀に建てられた掘立柱建物群は「常陸国風土記」に記載があり、弘仁3(812)年に廃止された「藻島駅家(めしまのうまや)」の可能性がある。「駅家」とは当時の役人が馬の乗り継ぎなどに使った施設で、古代国家の交通政策を知る重要な手がかりになる。

 9~10世紀に作られた礎石建物群はコメなどの穀物を納めた「多珂郡(たかのこおり)正倉別院」の可能性が考えられ、古代官道とみられる海道跡とともに常陸国北部の駅路や周辺施設の変遷を示す資料になっている。

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