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【信州人】スケート菊池5姉妹の父・菊池毅彦さん(62) やるからには最後まで

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 今年2月の平昌五輪で、次女の彩花がスピードスケート、三女の悠希と五女の純礼はショートトラックの代表選手に選ばれました。5姉妹のうち3人が大舞台に立てて、応援してくださった方には本当に感謝したい。わが家は、妻をはじめ5姉妹全員がスケート経験者という「スケート一家」です。

 親は誰でも、「子供には立派な大人になってもらいたい」と期待します。私もそうです。情操を養わせ、行動力と忍耐力を身につけさせたかった。

 その取り組みの一つに、自然との触れ合いがあります。子供たちが育った南相木村は、90%以上が山林。そんな豊かな自然をできる限り体験させるため、幼い頃からいろいろなところに連れて行きました。春は山菜採り、秋はキノコ狩りといった具合に、山中を駆け巡らせた。家で遊ぶことはほとんどなかったですね。

 どこにも出かけなかったのが冬でした。私の父が子供たちに、スケート靴を買ってあげたのがきっかけとなり、村内の湖に滑りにいくのが慣例になった。

 小学生になると、スケートクラブに入りたいと言うので、「やるからには最後までやり通すこと」と約束させ、クラブに入れました。競技を続けていくうちに、子供たちには、「表彰台に立ちたい」「勝ちたい」という欲が出てきた。

 欲だけを優先させると、人は曲がった人生を歩むことになります。教えてきたのは「勝つことだけが目的ではなく、スケートを通し、人とのつながりができることが大切」ということでした。

 次女は今春引退し、ナショナルチームのアシスタントコーチになり、三女から五女は、強化選手の指定を受けました。子供たちが家に帰ってきたときには、技術面の意見交換や、ビデオでのフォームチェックが始まります。男親としては、一抹の寂しさを感じる。

 これまで親身に相談に乗ってくれた人たちへの感謝を忘れず、これからも子供たちのサポートをしていきたい。(久保まりな)

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