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大戦末期 沖縄県民への配慮訴える電文送り自決 大田実中将の顕彰慰霊祭 千葉・長柄

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大戦末期 沖縄県民への配慮訴える電文送り自決 大田実中将の顕彰慰霊祭 千葉・長柄

大田実中将の命日に生家前の顕彰碑で営まれた顕彰慰霊祭=13日、長柄町高山(平田浩一撮影) 大田実中将の命日に生家前の顕彰碑で営まれた顕彰慰霊祭=13日、長柄町高山(平田浩一撮影)

 第二次世界大戦末期の沖縄戦で、沖縄県民の必死の戦いぶりへの配慮を訴える電文を送り、自決した千葉県長柄町出身の旧海軍沖縄方面根拠地隊司令官、大田実中将を顕彰する集いが、大田中将の命日の13日、同町の生家前で営まれ、約140人が遺徳をしのんだ。

 今年で4回目となる式典では、新たに大田中将とともに自決した幕僚6人の位牌(いはい)を作り供養したほか、大田中将の孫の大田聡氏が旧海軍戦没者慰霊祭の33回忌に読み上げた悼辞文が披露された。

 読経を務めた天台宗西福寺の三田隆廣住職は「立派な故郷の先人と知っていただくと、中将にとって供養になる」と話した。

 大田中将は県立千葉中学卒業後、海軍兵学校に進学した。海軍陸戦の権威として知られ、昭和20年1月20日から司令官として沖縄戦を指揮した。

 敗北が決定的となり、54歳で自決した大田中将は自決の1週間前の同年6月6日に「沖縄県民斯(か)ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜(たまわ)ランコトヲ」との電文を沖縄司令部から本土参謀本部に送った。

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