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東電系新電力、九州で販売強化 業界首位へ「顔の見える営業を」

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東電系新電力、九州で販売強化 業界首位へ「顔の見える営業を」

記者会見するTCSの長崎桃子社長(左) 記者会見するTCSの長崎桃子社長(左)

 東京電力グループの新電力、テプコカスタマーサービス(TCS、東京)は13日、九州エリアでの電力販売を強化する方針を明らかにした。新たな法人顧客獲得のため、今夏には九州専従の営業担当者数人を置き、九州電力に攻勢をかける。 (高瀬真由子)

 TCSは、首都圏と沖縄以外でスーパーや工場、ビルなどを管理する法人向けに電力を販売している。

 電力販売量は全国の新電力の3位に位置し、来年度には首位に立つのが目標だ。そこで、新電力への切り替え率が全国平均よりも低く、市場開拓の余地がある九州に着目した。

 顧客との相対で見積もりを取り、九電よりも安く電気を販売する。これまでの実績を背景に、設備の変更にも迅速に対応する。

 TCSはこれまでも、訪問営業を行う代理店を通じ、九州で事業展開してきた。今後、営業拠点の開設も検討する。

 同日、福岡市内で記者会見した長崎桃子社長は「九州では、地元の電力会社から他社への切り替えが進んではいない。有望市場だと位置付ける九州で、顔の見える営業活動をしていきたい」と語った。

 電力小売り全面自由化が始まり、2年が経過した。

 九電管内での新電力などへの切り替え件数は5月末時点で53万件で、切り替え率は7%となっている。九州では既に関西電力も電力販売に参入し、大手電力会社間の顧客争奪戦は激しさを増す。