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百貨店でお中元商戦本格化 埼玉県産品・インスタ映えでPR

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百貨店でお中元商戦本格化 埼玉県産品・インスタ映えでPR

 県内の百貨店で恒例のお中元商戦が本格化している。今年はビールや和洋菓子、そうめんなど定番商品のほか、県産品や「インスタ映え」しそうな商品を充実させている。一方、ライバルのインターネットによる通信販売を意識し、スマートフォンで手軽に商品を選べるようにしたり、送料を無料にしたりするなど、あの手この手で顧客開拓に力を入れている。(黄金崎元、石井豊)

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 高島屋大宮店(さいたま市大宮区)は県内の百貨店の中でも一足早く、5月30日にお中元売り場を開設した。今年は売り場に送料無料の約1300の商品を用意した。特に力を入れるのが県産品。特設コーナーに12ブランド、34商品をそろえた。

 大宮店販売促進室の大畑通江室長によると、さいたま市の地ビール「氷川ブリュワリー」や日高市産のハム「サイボクハム」の詰め合わせが人気だ。健康志向の商品やインスタ映えするカラフルなソーセージのセットなども売れ行きが好調だという。

 西武所沢店(所沢市)も地元産の商品をアピールしている。狭山茶や所沢の地ビール、地元人気店のカレーとコーヒーのセットをそろえた。新井園本店(同市)の銘茶・生サブレ詰め合わせが好評だという。

 伊勢丹浦和店(さいたま市浦和区)も地元産のコーナーを設け、浦和の銘菓、菓匠花見の「白鷺宝」など地元カラーを前面に打ち出している。丸広百貨店川越店(川越市)も「埼玉夏模様」をテーマに、宮崎産に負けない川越産の高級マンゴーや、野菜や果実のアイスキャンディーをそろえている。平均単価は3千~4千円を見込んでおり、販売促進の担当者は「埼玉の質のいい食材を使った飲食を提供したい」と話している。

 一方、各店舗はスマートフォンで手軽に利用できるオンラインサービスにも力を入れている。お中元商戦のライバルともいえるネット通販「アマゾン」など通販業界を強く意識しているからだ。

 高島屋は今年、店頭で購入したデータを簡単にオンラインに移行し、翌年のお中元やお歳暮で贈り先を入力しなくても注文できるサービスを始めた。他店舗でも、店頭で購入しても送料を無料にする動きが出ている。各社ともお中元やお歳暮の売上高のうち、オンライン販売の割合が増えており、今後はネット上の顧客囲い込みが主戦場となりそうだ。