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【W杯開幕 静岡県勢復活の鍵】元代表・市川大祐氏に聞く イメージ共有した育成必要

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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が14日に開幕する。日本代表が1次リーグH組で対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドはいずれも国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで上位。衝撃的な監督交代で早急な再建が迫られる中、実力で勝る相手にどう挑むべきか。歴代最年少の17歳322日で代表デビューを果たし、現在は清水エスパルスの下部組織でコーチを務める市川大祐さんを直撃した。静岡学園高出身の大島僚太(川崎)をキーマンに挙げ、2選手と過去最少となった県勢復活にはイメージを共有した育成が重要と指摘した。(聞き手、石原颯)

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 --2002年日韓大会でW杯に出場した印象は

 「テレビをつければW杯一色。バスで練習に行く道中もサポーターが手を振ってくれていて、期待の高さは常に感じていた。力になると同時に、結果を出さないといけないというプレッシャーもあった」

 --1次リーグ初戦のコロンビア戦への対処は

 「日韓大会ではとにかくベルギー戦にすべてをかけようと初戦にのみ集中していた。まずは最善の結果を出すために頑張ることが重要だ。1試合終われば、グループの流れが分かってくるが、それは実際に終わってみないと分からない」

 ◆フィニッシュの質が鍵

 --コロンビアの印象は

 「個々の能力が高く、前大会から監督も代えておらずチームの完成度も高い。初戦なので勝ち点3を取るために圧力をかけてくるだろう。相手が攻め込んできたときにしっかり受け止めてから反撃するのか、それとも自分たちが仕掛けるのか。試合の中で状況判断が求められる」

 --H組でFIFAランク最高位のポーランドに対しては

 「世界トップクラスのFWレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)はなるべく低い位置でプレーさせたい。他の2チームに比べると、ボールを持って自分たちの時間を作り出すことができるかもしれない。勝敗は最後のフィニッシュの質にかかってくる」

 --県出身の長谷部誠(フランクフルト)、大島については

 「長谷部はドイツで長年プレーしチームの柱であることに変わりはない。大島は初選出だが、5月30日のガーナ戦ではパスを出すタイミングがよく、チームの休む時間を作るなど彼のところでリズムが変わっていた。西野ジャパンで鍵になる選手ではないか」

 --代表入り2人は過去最少。原因は

 「高校サッカーでも静岡のチームが勝てなくなってきた。かつては静岡に来ないと強いチームと戦えないというのがあって、県外からも選手が来ていてレベルが高い中で切磋琢磨(せっさたくま)していた。現在は県外でもサッカーが盛んになり、強いチームができたことで静岡にこだわる必要がなくなった」

 ◆影響大きいJクラブ

 --県内Jクラブからの選出がなかった

 「スクールをやっていてJクラブの成績が子供たちのモチベーションに与える影響は高いと実感している。勝った後と負けた後では会話の内容が全然違う。強くて憧れの存在であり続けなければならない」

 --サッカー王国・静岡復権への取り組みは

 「静岡と言えばこういう選手だよねという共通したイメージをつくって育成していくべきだ。もちろんチームごとに特長があると思うが、大枠ではイメージを共有して育成していくことが大事ではないか」

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 ロシアW杯に絡み、サッカー王国・静岡の現状を改めて考えてみた。

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