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【一押し】もめん弥花之江の郷(栃木) 自然が主役、手作業で植物管理

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【一押し】
もめん弥花之江の郷(栃木) 自然が主役、手作業で植物管理

 四季折々の山野草が鑑賞できる自然植物園として平成2年に開園した「もめん弥(や)花之江の郷」。里山の原風景を再現し、山野草約500種を植栽。国道293号沿いに位置するが、一歩足を踏み入れると静かな空気の別世界が広がる。

 約5万3千平方メートルを山、郷、林のゾーンに分け、木道などを配置し、豊かな自然の中を散策できるように整備されている。

 春は2月のフクジュソウから、セツブンソウやカタクリ、ショウジョウバカマなど賑やかに彩られ、桜の花で囲まれる。初夏はエビネラン、ホタルブクロ、ハナショウブ、ヤマアジサイなど、10月末ごろまで季節ごとに山野草や樹木が楽しめる。ホームページでは開花情報も掲載している。

 和菓子製造販売のもめん弥(栃木市)が開園。茶道に使う山野草が見つからないという声を聞き、自然植物園を開設することになった。昭和64年から取り組み、田と畑だった場所を造成し、里山そのままのような樹木や貴重な植物を植えた。「自然が主役」との方針で、除草剤などは使わずに手作業で管理。カワセミやオニヤンマも生息する豊かな自然を保っている。周辺の大柿地区は、水のきれいな田園で、県が選定した「とちぎのふるさと田園風景百選」の一つ。斉藤清美マネジャーは「これからも自然を守っていきたい」と話す。

 園の入り口にあるレストラン「自然荘(じねんそう)」では、地元の旬の素材を使った“おふくろの味”が食べ放題の「とらっせバイキング」が人気。午前11時~午後2時のランチで、夏は野菜たっぷりのカレーバイキング。自然に囲まれ、景色もゆったり楽しみながら食事ができる。(松沢真美)

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 ◆もめん弥花之江の郷 栃木市都賀町大柿1312、(電)0282・92・8739▽営業時間=午前9時~午後4時半(入園は4時まで)▽定休日=第2、第4金曜▽入園料300~500円(季節の開花状況により変更)▽アクセス=東北自動車道栃木インターチェンジから車で10分。国道293号沿い。