PR

地方 地方

楠木正成ゆかりの上赤坂城跡、よみがえる眺望 雑木伐採、20年ぶり整備 大阪・千早赤阪村

Messenger

 南北朝時代の武将・楠木正成ゆかりの「上赤坂城跡」(千早赤阪村)の頂上部分で、長年にわたって視界を遮っていた雑木が伐採された。村と有志らでつくる「千早赤阪楠公史跡保存会」が約20年ぶりの整備を今年2~3月に実施。再び河内平野を一望できるようになり、保存会も「ここに登り、正成の生きていた時代に思いをはせてほしい」としている。

 中世の山城跡「上赤坂城跡」は、西側の主郭(本丸)と東側の第2郭(二の丸)で構成され、標高は主郭で349メートル、第2郭で340メートルの位置にある。昭和9年に「楠木城跡」の名で国史跡に指定。もともと上赤坂城は正成の老臣、平野将監が守っていたという。

 約20年前、村教育委員会は上赤坂城跡の主郭で樹木伐採や木製手すりを設置するなどの整備を行った。千早、下赤坂と村内にあるほかの正成ゆかりの城跡の保存管理計画書を策定するのに合わせた事業だった。

 ところが、年月を経て「展望台」にあたる主郭からの風景は育った木々で視界を遮られるまでに。さらに、手すりの老朽化も進んだため村と保存会は今年2月から整備を始めた。

 伐採は府森林組合に依頼して約1カ月間で実施され、数十本が切り倒された。整備を終えた主郭からは河内平野はもちろん、天気がいいなど条件に恵まれれば、兵庫・明石海峡大橋まで臨むことができるようになった。

 保存会副理事長の森口芳樹さん(66)は「頂上近くにはサクラも咲き、夏も(道中は)風が吹けば涼しいなど四季の移ろいを感じられる」と強調。「ここへ登って風景を見ることで『正成が生きていた時代』を想像するのが面白い」と魅力をPRする。

                   ◇

 麓の駐車場から主郭まで徒歩約20分。道中にごみ箱はないため、草刈りなど普段の保全活動に尽力する保存会は、ゴミの持ち帰りなどマナー順守を呼びかけている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ