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福岡商工会議所にワンストップ窓口 中小企業の海外進出を支援

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福岡商工会議所にワンストップ窓口 中小企業の海外進出を支援

 福岡商工会議所と日本貿易振興機構(ジェトロ)福岡事務所などが連携し、中小企業を対象に、海外進出を支援する相談窓口を7月にも開設することが12日、分かった。ワンストップの支援態勢を整備し、停滞している海外進出を後押しする。(中村雅和)

 窓口は、福岡商議所の産業振興部内に置く。ジェトロ福岡事務所のほか、県ベンチャービジネス支援協議会が運営する福岡アジアビジネスセンター(福岡ABC)も参加する。

 あわせて、ジェトロ福岡事務所と福岡ABCは6月中に、現在の福岡ビル(福岡市中央区)から、福岡商工会議所ビル(同市博多区)に移転する。

 3者はこれまでも、中小企業支援に関する情報共有などを進めてきた。同じビルに入居することで、相談企業の利便性向上につなげる。福岡ビルの建て替え計画に伴って、福岡商議所側から移転と連携強化をアプローチした。

 九州経済調査協会(九経調)によると、九州・山口を拠点とする企業の海外進出は、平成22年(101件)をピークに減少傾向にある。28年は20件にまで落ち込んだ。29年は24件だった。

 業種別でみると、製造業は工場進出が一巡している。不動産や飲食業、IT関連が増加傾向にあるという。九経調の担当者は「ASEAN(東南アジア諸国連合)への進出は増加すると予想される」と語った。

 福岡商議所は30~32年度の中期方針で、会員企業の海外展開への支援強化を掲げた。