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沖縄戦司令官・大田中将偲ぶ 出身地の千葉・長柄であす

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沖縄戦司令官・大田中将偲ぶ 出身地の千葉・長柄であす

 ■「沖縄県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」 

 第二次世界大戦末期の沖縄戦で、沖縄県民の必死の戦いぶりに対する配慮を訴える電文を送り、自決した長柄町出身の旧海軍沖縄方面根拠地隊司令官、大田実中将を顕彰し供養する集いが、大田中将の命日の13日、同町高山の生家前にある顕彰碑で行われる。

 今年で4回目となる式典では、新たに大田中将とともに自決した幕僚6人の位牌(いはい)を作り供養する。

 大田中将は県立千葉中学卒業後、海軍兵学校に進学した。海軍陸戦の権威者として知られ、第一次上海事変などに参戦。昭和20年1月20日から司令官として沖縄戦を指揮した。敗北が決定的となり、54歳で自ら命を絶った大田中将は自決1週間前の同年6月6日に沖縄司令部から本土参謀本部に電文を送った。

 「沖縄県民斯(か)ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜(たまわ)ランコトヲ」

 沖縄県民の協力と支援をたたえ、窮状を訴える電文は、大田中将の温かい人柄を伝える名文として知られている。式典は午後1時半~2時半(雨天決行)で参加費無料。顕彰碑の場所は長柄町高山686。問い合わせは相馬康夫さん(電)090・7009・3314。