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「国思う気持ち、男性も女性も関係ありません」 全国唯一の女性格闘指導官・陸自松本駐屯地、藤沢理恵自衛官(36)

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「国思う気持ち、男性も女性も関係ありません」 全国唯一の女性格闘指導官・陸自松本駐屯地、藤沢理恵自衛官(36)

藤沢自衛官 藤沢自衛官

 平成16年に発生した新潟県中越地震の被災状況をテレビの映像で見たとき、心が震えました。被災者の方に寄り添った手助けをしたいと痛感したものです。まだ民間企業で働いていました。

 被災地で黙々と救助活動に取り組む自衛隊の様子に胸を打たれ、「国の安全・安心に貢献したい」と強く思い、自衛隊への入隊を決意しました。

 現在は都市部でテロなどが起きるケースがあり、火器を有効に活用できない懸念があります。上級格闘指導官に認定されたいと考えるようになったのは、自衛官として、徒手でも銃剣を使う場合でも、きちんと対処できるよう、格闘の幅を広げるためです。

 突きや前蹴りなどの当て身技はもとより、腰投げといった投げ技とか、身につけなければならない技術はたくさんあります。知識として分かっていても、きちんと体現できないようでは自衛官の任務をこなせない。

 上級指導官に認定されるには、8週間の課程を終え、修了試験に合格しなければなりません。28年に初めて挑戦しましたが、認定されず、2回目の29年で認定の証しである金色の徽章(きしょう)を胸にできました。その前の部隊指導官も、認定されるのに2回かかっています。

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