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カサイ・河西哲夫社長に聞く 地道に続けた商売、事業承継で基盤強化 神奈川

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 --50年以上も継ぎ足し続けてきた伝統の「ぬか床」ということだが

 ぬか床は日々かきまぜるが、野菜からしみ出る水分でだんだんドロドロしてくるし、ぬか自体も量が減ってくるので、その都度継ぎ足す。頻度は5~10日に一度程度かな。商品が売れるほど頻度が高くなり、業務もあわただしくなるので大変だ。たるの前で長時間、腰をかがめたままの姿勢で作業するので腰も痛くなる。

 --自分専用の「マイぬか床」があると聞く

 こちらは「30年もの」。冷蔵庫に保管しており、たまにかきまぜている。旧知の友人や取引先の仲間たちのために、野菜を漬けてあげるのが楽しみの一つ。暖かくなると、配ってまわるんだ。お店に出している商品よりも味付けは濃いめだけれど、とてもおいしいよ。

 --故郷の山梨県から川崎市に移り住んで約60年になる

 20代だった創業当初は自転車で配達していた。多摩川を越えて売りに行ったよ。当時は綱島(横浜市)にも市場があって、そこは夜間も開いていたんだ。菜っ葉やカラシ菜を漬けて売った。高度経済成長で市の人口が急激に増えた時期も重なったからかな、飛ぶように売れたよ。10円(で仕入れた野菜)が100円になったんだ。税金もたくさん払ったね(笑)。

 --味を守るために心がけていることは

 商品の野菜を乱雑に扱わないこと。ものを粗末にするようでは、おいしい漬物はできない。掃除もしっかりして、作業場は常に清潔に保つこと。商売は長年、コツコツと地道にやってきた。それが認められたと思っている。いまは長男たちがしっかり、味と品質を守ってくれているので安心している。彼らの漬物はとてもおいしくできている。味は大丈夫、問題ない。

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