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和歌山・くじらの博物館の点字ガイドブック、全国の盲学校などに配布

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和歌山・くじらの博物館の点字ガイドブック、全国の盲学校などに配布

 太地町立くじらの博物館(林克紀館長)は、館内で活用してきた点字ガイドブック「さわってまなぶくじらの本」を全国の盲学校などに配布した。視覚障害者に同館やクジラの魅力を伝えるとともに、来館前の事前学習ツールとして使ってもらえることを期待している。

 点字ガイドブックはA4サイズで22ページ。「クジラの種類と大きさ」「哺乳類としてのクジラ」「古式捕鯨について」などの項目ごとに、見開きの左ページに解説文、右ページに関係するイラストや写真を掲載している。解説文は点字だけでなく活字も入れ、写真やイラストには凸凹を付けて形などがわかるようにしており、視覚障害者と教師、保護者らがともに楽しめる。

 同館は、障害者や高齢者、子供、外国人ら誰もが平等に楽しみ学べる博物館を目指し、昨年から館内でユニバーサルデザインを導入した展示を進めるなどしており、点字ガイドブック作成もその一環。これまでは視覚障害がある来館者の対応に使用していたが、より広く活用してもらおうと配布を決めた。

 編集・デザインを担当した中江環学芸員(37)は「点字ガイドブックの配布でクジラに興味を持ってもらい、来館していただければ」と話している。