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和歌山・みさと天文台の大型望遠鏡、主・副鏡の再メッキ終える 形成した名工のサイン確認

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 口径105センチと県内最大の大型望遠鏡で知られる、みさと天文台(紀美野町松ケ峯)で経年劣化した大型望遠鏡の主鏡と副鏡のアルミメッキの張り替えが終わり、同天文台に4日、再メッキされた鏡が戻ってきた。ふだんは隠れている主鏡の裏面などに、手で鏡面を磨いて形成した“名工”のサインが刻まれているのも見ることができたという。

 平成7年7月7日にオープンした同天文台は、大型望遠鏡から月面のクレーターや土星の輪などを見ることができた。大型望遠鏡の主鏡と副鏡は、反射鏡の第一人者として知られる“名工”の苗村敬夫氏が手で磨いて形成した「苗村鏡」で、正確な鏡面に仕上げられた苗村鏡は一般的な鏡の約5倍の精度を誇るという。

 しかし、23年間の使用で鏡の表面のアルミメッキがはがれるなどし、一部で光が反射しない状態が続いていたことから、同天文台は5月からメッキの張り替え作業を開始。取り外された主鏡と副鏡は宮城県内の工場で再メッキが施され、新品同様に生まれ変わったという。

 この日、天文台に戻った主鏡と副鏡は、望遠鏡が取り付けられているドーム(高さ約13メートル)にクレーン車を使って運び込まれた。望遠鏡に再び設置される前なので、作業員らは主鏡の裏面や側面に「苗村敬夫」「1995」といったサインが刻まれているのを見ることができたという。

 作業は30日まで続く見通しで、7月以降に大型望遠鏡が再び使用できるようになるという。同天文台の山内千里台長は「再メッキ後の生まれ変わった鏡なら、空と星がこれまで以上にはっきりと明るく見えると思う。作業の完了が待ち遠しい」と話している。

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