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水位確認、スマホでも 豊岡市が農家負担減へ実証事業

田んぼに設置された水位センサー。“スマート農業”の一歩になりそう=豊岡市長谷
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 豊岡市は「コウノトリ育む農法」の田んぼを利用し、センサーで計測した水位データをスマートフォンなどで確認できる実証事業を始めた。これまで田んぼの水位は直接、目で確認することが多かっただけに、農業の省力化として期待が寄せられている。

 同事業は、通信大手のKDDI(本社・東京)の携帯電話回線を活用したネットワーク「セルラーLPWA(Low Power Wide Area)」を利用。実証期間は2年で、事業費は約650万円。

 同農法は、国の特別天然記念物コウノトリが野生で繁殖し、生息しやすい環境づくりを目指しており、協力農家が無農薬で「コウノトリ育むお米」を栽培。しかし、コウノトリの餌となるカエルなどの水生生物が増えるようにするには通常の農法よりも田んぼに長期間、水をためる必要があるため、6、7月は水位管理が大変だった。

 同事業では、通信装置を備えたセンサー(高さ1・7メートル)を田んぼに設置。1時間ごとに水位データをスマホやパソコンで見ることができ、農家が任意で設定した水位低下の危険レベルをアラームで知らせることもできる。

 今回は同市長谷地区の田んぼ(13・5ヘクタール)に計60基のセンサーを設置。農家は「水位が数値で確認でき、便利になった」と反応は上々。同市農林水産課は「農家の負担軽減につながる“スマート農業”で、若い人たちの農業への関心が高まることも期待したい」と力を込めた。

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