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南三陸の信号LED化率96.5%…被災の大きさの証左

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 地球温暖化対策の大号令のもとで、省エネと耐久性に優れているLED(発光ダイオード)は大人気だ。青色LEDが開発され、平成6年からは信号機にも導入、すでに全国の5割以上がLED信号機だという。

 反射鏡を使う電球式信号機に比べ、視認性の高いLED信号機は西日対策にうってつけで、消費電力も4分の1以下。寿命も6年から8年と電球式の半年から1年程度を大幅に上回るという優れものだからだ。

 警察庁によると、平成28年度末で全国の車両用信号機126万5822灯の54・9%に当たる69万5490灯がLED化されている。すでに警視庁管内は98・6%、長崎県は94・9%とそのほとんどがLEDだ。

 東北6県の車両用信号機のLED化率は秋田62・1%、宮城60・5%、山形56・4%、岩手50・6%、青森47・3%、福島40・1%の順。全国平均に達しているのは、秋田、宮城、山形の上位3県だけだった。

 ところで、宮城県に車両用信号のLED化率が29年度末で96・5%に達する町がある。南三陸町だ。同県警によると、ほとんどの集落が三陸沿岸で、信号機もほとんどが沿岸の道路に設置されていた。

 これが東日本大震災の津波でほぼ壊滅、LED信号機で復旧させたためだ。東北で群を抜いて高いLED化率は一方で被災の大きさの証左ともなっている。 (石田征広)

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