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雲仙・普賢岳大火砕流から27年 住民ら献花、鎮魂の祈り

雲仙・普賢岳(奥左)の大火砕流から27年を迎え、消防殉職者慰霊碑に献花する消防団員=3日、長崎県島原市
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 43人が犠牲となった平成3年の雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から27年。被災した麓の島原市では3日、遺族や住民らが献花して鎮魂の祈りをささげた。

 市などは3カ所で献花台を設置した。同市仁田町の追悼碑前では、地元の中学生ら約100人が花を手向け、犠牲者を悼んだ。

 その一人、鐘ケ江葵さん(15)は「親戚(しんせき)の消防団員が亡くなったと両親に聞いた。噴火の記憶を忘れず、教わったことを語り継いでいきたい」と語った。

 同市平成町には殉職した消防団員の慰霊碑がある。その前では、常設展示している当時使用した陸上自衛隊ヘリコプターの内部を特別公開し、現役隊員が当時の状況を説明した。

 献花後、古川隆三郎市長は記者団に「溶岩ドームは今も不安定な状態だ。国に監視の継続をお願いし、市民と一体となり防災に取り組む」と決意を語った。

 市民全員で黙祷(もくとう)するため、市は発生時刻の午後4時8分、防災サイレンを約30秒間鳴らした。

 大火砕流は、避難勧告が出た区域にとどまり取材中だった報道陣と、同行したタクシー運転手や消防団員らの命を奪った。天皇、皇后両陛下は発生から1カ月が過ぎた同年7月、現地を訪れ遺族らを励まされた。

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