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県境越えた活性化策を 南部3県「県際サミット」人吉で開幕 

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 人口減少や地域活性化などの課題克服へ、熊本、宮崎、鹿児島の九州南部3県が県境を越えた連携を考える「3県合同地域間交流懇談会 県際(けんさい)サミット」が1日、熊本県人吉市のホテルで始まった。経営者らでつくる九州経済フォーラム(会長、石原進・JR九州相談役)が主催し、2日まで。(谷田智恒)

 「県際」は県境近くの地域や、境をまたがって関係することを表す。サミットには、経済界や自治体関係者ら約250人が参加した。

 開会式で石原氏は「平成28年の熊本地震、29年の九州北部豪雨など大きな災害が相次いだ。災害対応では県境を越えた連携が重要。地域活性化に欠かせないインバウンド(訪日旅行)や観光にも県際はない。新たな施策作りへ、有意義なシンポジウムにしたい」とあいさつした。

 その後、人吉市と鹿児島県伊佐市、同県湧水町の県境3市町の首長らによるパネルディスカッションがあった。

 池上滝一・湧水町長は「将来、町の人口9千人が半減、高齢化率も40%が59%になるとも予測される。持続可能なまちづくりのためにも、県際交流を進めるべきだと考えている」と述べた。

 隈元新・伊佐市長も「オール南九州、オール九州でやる考えを持たねば、人口減少の解決策にはならない」と発言した。コーディネーターの塚原健一・九大教授は「地域インフラをいかに経営していくかが課題だ。AI(人工知能)やIT(情報技術)、自動運転技術などを積極的に取り入れ、連携すべきだ」などと提案した。

 また、北九州市出身の日本消防協会会長の秋本敏文氏(78)が記念講演した。秋本氏は消防庁長官時代、阪神大震災を教訓に緊急消防援助隊による全国応援体制を新設した。講演では「地域に根を張って活動している消防団が、県境を越えて互いに応援できる体制づくりが必要だ」と述べた。

 2日は熊本県副知事の小野泰輔氏の特別講演や、まちづくりに取り組む各地の団体関係者らによるパネルディスカッション「観光まちづくりによる地域の活性化」などが行われる。

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