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高砂市、日本遺産構成の松右衛門旧宅を「観光拠点に」 3日から公開 

3日から一般公開される工楽松右衛門旧宅の内部
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 江戸時代、丈夫な帆布を開発し海運業の発展に貢献した工楽松右衛門(くらくまつえもん)(1743~1812年)ゆかりの「工楽松右衛門旧宅」(高砂市高砂町今津町)の修復が終わり、6月3日から一般公開が始まる。日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間-北前船寄港地・船主集落」に同市が追加認定され、旧宅も構成文化財に選ばれたばかり。関係者は「観光の新たな拠点として、多くの観光客を呼び込みたい」と語る。

 旧宅は江戸時代後期に建てられたとみられ、代々、工楽家の子孫が生活してきたが、20年ほど前から使われなくなっていた。平成28年に旧宅が工楽家から高砂市に寄贈されたことを受け、市は2億円以上をかけ、建物の修繕や駐車場、公衆トイレの設置など周辺整備を進めていた。

 旧宅は角地にあり、道路に沿ってL字型に建てられているのが特徴。木造2階建てで外観は伝統的な町家建築だが、明治以降も改築が重ねられ、内部には洋風の部屋やレンガ造りのかまどなどが残されている。

 また、戦前から戦後にかけ、版画家の棟方志功や加古川出身の俳人、永田耕衣ら文人が集うサロンの役割も果たしていたことから、志功が旧宅を訪問した際の写真パネルも展示。駐車場には出土した荷揚げ用の雁木(がんぎ)や護岸石垣など遺構の一部も保存展示する。

 運営管理を担当する市産業振興課の増田さと子課長は「旧宅の魅力を発信するとともに、帆布や水引など、高砂の特産物を販売する場として活用することも検討したい」としている。 3日は午前10時から旧宅で開館記念式典を実施。午前11時から、高砂地区コミュニティセンター(同市高砂町北本町)で記念シンポジウムが開催される。問い合わせは市教委生涯学習課(電)079・448・8255。

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