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ICTで農業進化 中野のブドウ農家が導入、数値「見える化」で効率アップ

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 導入したブドウ農家は「ハウスの状況をいつでも、どこでも把握できるようになった。夜も安心して寝られる。身体も楽になった」と話す。

 「新規就農者や若い人の指導にも効果的です」

 JA中野市営農部の山田達也さんは、ICTの導入には担い手を育てる効果もあると指摘する。大半の農家はこれまで、経験や勘を頼りに農作物を育ててきた。だが、温度などのデータが「見える化」されれば、的確な指導が可能になるという。

 JA中野市も、ブドウ農家のデータを見られるようにしており、農作業のノウハウを蓄積し、若手農業者の指導に活用する考えだ。今後、県内で新規就農を目指す人らに同システムの紹介もしていく。

 ■担い手不足背景

 ICTの導入が進む背景には、耕作放棄地の増加や農業の担い手不足が深刻化している事情がある。国がICTなどを活用した「スマート農業」を推進するのも、そのためだ。

 長野も同様の問題を抱えており、県農業技術課は「耕作放棄地が増えていく一方、農業の担い手は減少している。省力的な農業の実現が求められている」と強調する。このため、県内でもICTなどの最先端技術を取り入れる動きが広がっている。

 実際、県は昨年5月から、トヨタ自動車と連携し、農業の効率化支援に乗り出した。

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