PR

地方 地方

紀州のやきもの文化知って 江戸後期~明治初期を時系列で紹介 和歌山県立博物館

Messenger

 江戸後期から明治初期にかけての約80年間、紀州で盛んに生産された表情豊かな陶磁器が並ぶ特別展「紀伊徳川家 やきもの新時代-富国と栄華の19世紀-」が6月3日まで、和歌山市吹上の県立博物館で開かれている。

 同館によると、紀州の陶磁器は紀州藩10代藩主の徳川治宝(はるとみ)が別邸内の窯で焼かせた御庭焼が始まりとされ、京都から技術力のある陶工を招いたことから発展。あさぎ色と紫色で彩られた偕楽園焼、多くの庶民に親しまれた南紀男山焼、民営の窯で質の高さから紀州藩にも献上された瑞芝(ずいし)焼が「紀州三大窯」として知られ、治宝の死や明治維新などの混乱で陶磁器生産が衰退するまで、紀州の繁栄に貢献してきたという。

 会場では、京都から招かれた仁阿弥道八が焼いた色鮮やかな緑と黄のカモの形をしたお香の器や、和歌山一の陶工といわれる光川亭仙馬が早世した息子の冥福を祈って作った香炉など73点が、4部構成で時系列に紹介されている。同館の袴田舞学芸員は「やきものの展示で時代の流れが分かるものは多くない。80年間のドラマを感じてもらえれば」と話す。

 開館は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。入館料は一般510円、大学生300円。高校生以下、65歳以上などは無料。問い合わせは同館(電)073・436・8670。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ