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スマスイ、6月2日からアカミミガメ持参で入園無料

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スマスイ、6月2日からアカミミガメ持参で入園無料

 生態系に悪影響を与える外来種に興味を持ってもらおうと、神戸市立須磨海浜水族園は6月2日から24日まで、野生のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を1匹持ち込むごとに、「アカミミガメパスポート」として当日有効の無料入園券1枚をプレゼントする。同園の担当者は「身近な自然の変化に注目してほしい」としている。

 ミシシッピアカミミガメは北米原産。ペット用に大量に輸入されたが、飼育に困って川や池などに捨てられ定着したという。繁殖力が非常に強く、ニホンイシガメなど在来種の卵を捕食することから、「緊急対策外来種」に選ばれている。

 同園の取り組みは、平成22年に外来種の調査を目的に始まり、昨年は2047匹を回収。これまでの調査で、各地でアカミミガメが繁殖している実態が浮き彫りになり、神戸や明石では生息するカメの約8割を占めるという。「カメを引き取ってもらえないか」という相談も年間数百件あり、「事態は深刻」(同園)という。

 受け付けは午前10時~午後4時。同園にカメを持参し、捕獲した日付や場所、捕獲方法などを伝える。アカミミガメは頭の側部が赤いことが特徴。ため池付近などで甲羅干しをしている場所を探し、水中用の「たも網」ですくうか、鶏肉などをエサに釣るなどして捕獲する。問い合わせは同園(電)078・731・7301。