産経ニュース

台風で倒木の「金ピラ峠コース」封鎖へ 大津・蓬莱山の登山道で救助出動相次ぐ

地方 地方

記事詳細

更新


台風で倒木の「金ピラ峠コース」封鎖へ 大津・蓬莱山の登山道で救助出動相次ぐ

 大津市の蓬莱山(ほうらいさん)(標高1174・2メートル)の登山道「金ピラ峠コース」で、昨年10月の台風21号による倒木が放置されたままになっている。今月29日までに、けがや道に迷うなどで同市消防局による救助出動が5件発生。同市や県山岳連盟などでつくる「比良山遭難防止対策協議会」は30日、同コースの封鎖を決めた。登山者に利用しないよう呼びかけるほか、封鎖に向けた具体策を検討する。

 同市消防局などによると、同コースは、びわ湖バレイのロープウエー「山麓駅」付近から、蓬莱山頂まで続く。北比良地域の代表的な登山コースとして、愛好家に人気があるという。

 昨年の台風以降、登山道の中間地点付近で、約100~200メートルにわたって倒木が発生。道をふさぎ、通行が難しい状況が続いている。市は「自治体だけで撤去するのは予算的に厳しい。倒木が朽ちるのを待つしかない」としている。

 台風以降、現場では昨年11月に2件、今年4、5月の大型連休中に3件、救助事案が発生。このうち、4月30日には、倒木を乗り越えようとした50代男性が転倒し、手首を骨折する重傷を負った。

 これらの事態を受け、30日の協議会で対応を協議。コースを封鎖するほか、事務局の市危機・防災対策課が現場を確認し具体的策を講じるとしている。

 県山岳連盟遭難対策委員長の竹村喜一郎さん(67)は「昨年の台風の影響で慣れた登山家でも入れない登山道が増えている。特に倒木が多い場所は折り返すなど、無理をしないでほしい」と話した。