PR

地方 地方

ママの思いが形に「ふたごじてんしゃ」 東大阪のメーカー31日発売

Messenger

 「安心して双子を乗せられる自転車がほしい」という母親の思いから日本初の幼児2人同乗用三輪自転車「ふたごじてんしゃ」が誕生した。自転車用品製造会社「オージーケー技研」(大阪府東大阪市)が千人以上の試乗者の要望を取り入れて商品化に成功。5月31日の発売を前に、担当者は「ゆったりおしゃべりしながら双子との移動時間を楽しんでほしい」としている。

 この自転車を発案したのは、長男と双子の次男、三男を育てる大阪市在住の主婦で社会福祉士の中原美智子さん(46)。長男とは自転車でよく出かけたという中原さんだが、同じ体格の双子を自転車に乗せるとバランスがとりにくいうえに、乗せる際の年齢や体重の制限などもあり、だんだん自転車には乗せなくなったという。

 「外遊びをさせたいのに外に行けないのがストレスでしたね。双子だからという理由で子供の楽しみを奪っているみたいで」と中原さんは打ち明ける。

 双子用ベビーカーは普及しているのに、専用の自転車がない。「それなら自分で作ろう」と、平成23年から地元の自転車店に相談するなどしたが難航。それでも26年9月、「2輪が難しいなら3輪で」とリヤカーメーカーが念願の試作1号機を作ってくれた。試乗会を開くなど周知を図る中、この活動を知ったOGK技研が商品化を引き受け、28年から量産へ向けての商品開発が始まった。

 試作を重ねて完成した「ふたごじてんしゃ」は、後部に2つの子供用座席を並べ、後輪を2輪にしてバランスが崩れないようにした。同社の担当者は「一番大事にしたのは安全性。市場規模は小さいかもしれないが、自転車用チャイルドシートのトップメーカーとしての責任感もあって商品開発に踏み切った」と説明する。

 中原さんは28年7月に、多胎児の母親の外出などをサポートする会社「ふたごじてんしゃ」を設立。「これからはこの自転車に安全に正しく乗ってもらうための啓蒙(けいもう)活動が大切」と話している。

 アセスメント(購入前診断)修了後に自転車専門店「ヴィアノヴァ」(堺市東区)で取り寄せることができる。カラーは「あおぞら色(水色)」など3色。車体価格は12万円で、別売りの専用チャイルドシートは1台1万5千円(いずれも税別)。問い合わせはOGK技研(電)06・6782・4353。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ