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能やジャズ、吹奏楽など奉納 大津の関蝉丸神社で芸能祭

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能やジャズ、吹奏楽など奉納 大津の関蝉丸神社で芸能祭

 平安時代の歌人、蝉丸を祭る大津市逢坂の関蝉丸神社で27日、能や雅楽を奉納する芸能祭が開かれた。境内では、能といった伝統芸能からジャズや吹奏楽など幅広いジャンルの音楽も披露され、多くの人でにぎわった。

 同神社は弘仁13(822)年の創建と伝えられ、琵琶の名手とされる蝉丸を祭る。「歌舞音曲の祭神」として、古くから芸能人らが参拝するなど信仰を集めている。

 しかし、常駐の宮司が不在で氏子も高齢化が進み、本殿などの建物は修繕が必要な状態という。このため、地元住民らが修繕費用を集めようと、平成27年から芸能祭を開催。創建1200周年も間近に控えており、芸能祭を通じて協賛金を募っている。

 この日は、金剛流能楽師の宇高竜成(うだかたつしげ)さん(36)や関西で活動する雅楽グループ「うたまひのつかさ」など県内外から計18団体が参加。宇高さんは、能の演目『蝉丸』など3曲を披露。「素晴らしい境内に戻ることを夢見て、今後も力になりたい」と話した。

 大津市堅田の主婦、岩崎すま子さん(68)は「神社の荘厳な雰囲気にさまざまな芸能がマッチして感動した」と語った。