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南海トラフに備え和歌山県、防災アプリ配信へ

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 県は、南海トラフ巨大地震など大規模災害時の迅速で的確な避難の手助けとして、スマートフォン用アプリ「和歌山県防災ナビ」を配信すると22日、発表した。AR(拡張現実)を活用した視覚情報で土地勘のない人にも避難場所が見つけやすかったり、GPS(衛星利用測位システム)で家族や友人と位置情報を共有できたりするアプリで、29日に配信を開始する。

 南海トラフ巨大地震で県内では、最大で約26万棟の建物が全半壊し、死者・負傷者数は約13万人に上ると想定されている。紀南などの沿岸部を中心に、津波到達までに安全な場所への避難が困難とされる「津波避難困難地域」に指定された地域も多く、住民や観光客が迅速かつ的確に避難するための取り組みが喫緊の課題となっている。

 アプリでは、地図だけでなくARを活用した視覚情報で見つけやすい避難場所検索▽県内どの市町村にいても現在地の避難情報が自動的にわかる通知▽家族など複数人のグループで登録するとGPSを通じて位置情報を共有できる機能▽平成25年に公表された県独自の津波被害想定を活用したリアルな避難トレーニング-が盛り込まれた。

 避難トレーニング機能では、南海トラフ巨大地震発生時を想定し、津波の高さが30センチに達する時間になると、浸水地域の地図がアニメーションで水色にマーキングされるほか、避難場所への経路や到着までにかかった時間を記録できる。

 アプリのアイコンは、防災ヘルメットをかぶった県のPRキャラクター「きいちゃん」があしらわれている。

 県では、避難の迅速化のほか、被災時に家族が所在不明となるケースの減少、県内各市町村で実施される防災訓練の質の向上などに期待を寄せている。22日の定例記者会見で仁坂吉伸知事は「感動的なものができた。さまざまな防災訓練でも使ってもらえるのではないか」と話した。

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