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なら万葉プロレス人気じわじわ10周年 26日に橿原で記念興行

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 奈良を拠点に活動する県内唯一のプロレス団体「なら万葉プロレス」が今年、10周年を迎えた。ハニワや天理ラーメンをモチーフにしたレスラーなど、奈良ならではのご当地プロレスはじわじわと人気を集め、地域の活性化に一役買っている。26日には県立橿原公苑第2体育館(橿原市)で10周年記念興行を開催する。

 「バーン!バーン!」

 木曜日の午後8時すぎ。橿原市内の体育館には、大きな衝撃音がこだましていた。全身に汗をにじませた男性が、1メートル超の高さに積んだ畳から、床に敷いた青いマットへ何度も飛び込んでいく。相手を抱え上げ、背中からたたきつける技「ボディスラム」の練習をするレスラーの姿も。体を激しく打ち付けるその表情は真剣そのものだ。

 同団体の所属レスラーは約10人。全員が普段はスーパーの店員や介護職員として働いている。毎週1回、仕事が終わる午後7時頃から練習し、週末になれば、子供のヒーローや正体を明かさぬ覆面レスラーとしてリングに登場。県内の祭りやイベント会場などで、多くの観客を沸かせている。

 ■故郷盛り上げたい

 同団体の代表で、橿原市出身の覆面レスラー、マホロバさん(42)も、平日は県内金融機関で働くサラリーマンだ。

 マホロバさんがプロレスと出会ったのは中学生のとき。テレビで見た新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーに夢中になった。大学時代には念願の学生プロレスを始め、旅行で訪れたルチャ・リブレ(プロレス)の本場、メキシコでリングデビュー。帰国後、金融機関に勤める傍ら、平成19年に岡山県の高校の文化祭で久々にリングに立ったのを機に、「故郷の奈良をプロレスで盛り上げたい」と万葉プロレスを立ち上げた。

 ■ご当地レスラーも

 地域密着にこだわる同団体のレスラーは“奈良感”満載の個性派ぞろい。明日香村の高松塚古墳から“出土”した「ぐらん・ハニワ」の必殺技は、ジャーマン・スープレックスならぬ「縄文スープレックス」。26日の記念興行でデビューする、柿の葉すしがモチーフの覆面レスラー「KONOHA」は、マスクの左右をすしの具材、サケとサバをイメージして色分けをするこだわりぶりだ。

 マホロバさんのリングネームは、古事記の一節「倭(やまと)は国のまほろば(=すばらしい場所)」に由来する。活動も10年がたち、県外のファンも増えた。マホロバさんは、「さらにプロレスファンを呼び込むことで、奈良の魅力を県外の人にも見つけてもらうきっかけになりたい」と語った。

                   ◇

 10周年記念興行は午後1時から。観戦無料。問い合わせは同団体(man.you.pro@gmail.com)。

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