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より多くの人に「光」を 盲導犬育てる田中真司さん 神奈川

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より多くの人に「光」を 盲導犬育てる田中真司さん 神奈川

 田中真司さんは目が見えない人や見えにくい人の支えとなる盲導犬を育てる日本盲導犬協会の神奈川訓練センター(横浜市)で、階段など段差がある所で止まり、目の不自由な人に知らせるなどの動作を犬に教え、訓練する仕事をしている。

 盲導犬は目が見えない人の左側に寄り添って歩き、曲がり角の手前で止まったり、障害物をよけたりする。「危ないときは盲導犬が伝えてくれるから、利用者は人や車が行き交う通りを歩くことができます」

 協会の施設で生まれた犬は一般家庭で優しく育ててもらい、1歳になると施設に戻る。健康であり、落ち着いているなど、盲導犬にふさわしい適性があるかを確かめる。犬と多くの時間をともにして信頼関係をつくり、食事や排便に気を付ける。

 町に出て、道や駅のホームで歩く訓練もする。試験に合格した犬は盲導犬になり、10歳ごろまで利用者とともに暮らす。その間も定期的に、変わったことがないか調べる。ゆっくり歩くお年寄りには歩くペースが速くない犬を選ぶなど、使う人の特徴にも気を配る。

 「責任は重く、犬が好きという理由だけではできません。それでも盲導犬を必要とする人はたくさんおり、多く育てて社会に受け入れてもらえる手助けをしたいです」