産経ニュース

福岡空港の民営化で交渉権獲得の地場連合が協力要請 西鉄社長、高級ホテル建設に意欲

地方 地方

記事詳細

更新


福岡空港の民営化で交渉権獲得の地場連合が協力要請 西鉄社長、高級ホテル建設に意欲

福岡市の高島宗一郎市長(左)を訪ねた「地場連合」幹部ら 福岡市の高島宗一郎市長(左)を訪ねた「地場連合」幹部ら

 福岡空港の民営化をめぐり、西日本鉄道の倉富純男社長は17日、同空港での高級ホテル建設や国際線ターミナル増床を目指す考えを示した。西鉄は、同空港の運営にあたる優先交渉権者に決まった「地場連合」の主要会社。福岡市の高島宗一郎市長との会談などで述べた。(村上智博)

                  ◇

 この日、地場連合「福岡エアポートホールディングス(HD)」の幹部らが、福岡県庁や市役所を訪問し、空港運営を含めた地域活性化への協力を求めた。西鉄の倉富氏や、九州電力の次期社長、池辺和弘取締役常務執行役員も同行した。

 倉富氏は、高島氏と福岡市のホテル不足の話をした上で、「外資系を含め五つ星ホテルを考える必要がある」などと述べた。

 倉富氏はあわせて、滑走路を挟んで東西に分かれている国内線と国際線ターミナルについて「国内線と国際線の結節をどれだけ短くするかが勝負だ。専用道路など、知恵を絞りたい」と語った。西鉄は、専用道路を敷設しての、自動運転バスや連接バス導入を想定している。

 高島氏は「高級ホテルの受け入れを、戦略的に進めたい。市は空港運営に出資はしないが今後、独自に意見交換ができる場を設け、空港の未来を考えたい」と応じた。

 九電出身で同HDの桜木雅仁社長は高島氏に「福岡空港は重要な地域インフラだ。混雑空港で、(離着陸の)時間が限られるなど課題もあるが、地域の理解を得て、しっかりやりたい」と述べた。

 一方、福岡県の小川洋知事は同日の記者会見で「国際線をより多く誘致したいとの思いを、空港運営に反映させたい。県として広域的な視点から地域振興を図る」と語った。県は、地場連合などが設立する空港運営の特別目的会社(SPC)に出資し、役員も派遣する。