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着物の魅力「ごったく」で発信 新潟・十日町で工場見学会

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 着物の生産地として名高い十日町市で、3日間にわたって繰り広げられる着物工場の見学イベント「~職人探訪~十日町きものGOTTAKU(ごったく)」が17日に始まった。産地を挙げた着物工場の見学イベントは全国で初めて。伝統を引き継ぐ職人の技や、着物に携わる人の思いを感じることができる内容となっている。市は着物づくりの魅力を発信することで、交流人口の拡大や産業振興につなげたい考えだ。(松崎翼)

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 十日町市は織り、染め、絞り、メンテナンスなど多くの工程が一貫して生産される着物工場が多いのが特徴で、「着物の総合産地」ともいわれている。ただ、同市の着物の生産量は昭和55年ごろをピークに激減し、現在はピーク時の約20分の1程度。停滞する着物産業を盛り上げようと、県や市、市内の着物メーカーなどが協力し、3年前からイベントの構想を練り上げてきたという。

 県十日町地域振興局によると、イベントには13社が参加し、3日間で計約700人が見学に訪れる予定だ。イベント名に入っている「ごったく」は、地元の方言で「人をもてなすお祭り」や「にぎやかな騒ぎ」といった意味が込められている。

 イベント初日には昭和13年創業の着物メーカー「青柳」の明石工房(同市明石町)で記念式典が開かれ、関口芳史市長は「産地のさらなる発展に結びつけたい」と強調。青柳安彦社長は「十日町の着物を知ってもらうのが大きな目的。見学者に感動を与え、着物のブランド化につなげたい」と話した。

 式典後には工房で見学会も行われ、各工程を任されている職人らが実演を交えて作業について詳しく説明した。約20人の見学者たちは、おけに着物を詰めておけごと染液に浸す「おけ染め」と呼ばれる工程に興味津々の様子。柏崎市の会社員、大矢宏美さん(28)は「職人の技術を見学し、着物がどのように出来上がるのかを知ることができてよかった」と笑顔を見せ、十日町市の公務員、笠原あすかさん(26)は「いつかは自分も十日町の着物が着たい」と目を輝かせていた。

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