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木曽の自然バックにアウトドアスポーツ 観光開発ベンチャーが今秋高級ホテル

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木曽の自然バックにアウトドアスポーツ 観光開発ベンチャーが今秋高級ホテル

 木曽地域の豊かな自然の中で、宿泊しながらスポーツ競技の醍醐味(だいごみ)を味わいませんか-。アウトドア観光開発のベンチャー企業「MENEX(メネックス)」(岡部統行(むねゆき)社長、南木曽町)は今秋、この地域でアウトドアスポーツの体験型ツアーを楽しめる高級ホテルを同町内にオープンする。カヌーやトレッキングなどの楽しみ方は、五輪に出場した経験のある選手らが企画するといい、2020(平成32)年の東京五輪をにらみ、訪日外国人観光客(インバウンド)を呼び込む狙いもある。(太田浩信)

 ■一流選手が指導

 岡部社長によれば、欧米ではアウトドア体験と宿泊がセットになった「探検旅行」が人気を呼んでいるという。この事業をスタートさせるに当たり、全国を見て回り、木曽地域の「神秘性」にひかれたと話す。

 経営陣には、シドニー五輪でカヌー競技に出場した安藤太郎さん、マウンテンバイク(MTB)の鈴木雷太さんのほか、パラグライダーやスノーボードの元日本代表らそうそうたる選手が顔をそろえる。

 ツアーを企画する際、大切にしていることは、参加者に思う存分、競技を楽しんでもらえること。自らの体験を生かし、遊び心あふれる内容を盛り込めるよう知恵を絞った。

 川や湖でのカヌーやSUP(サップ=スタンドアップパドルボード)▽渓谷を下るキャニオニング▽林道でのMTB▽古道トレッキング▽ロッククライミング▽パラグライダー▽バックカントリー-の7つで、子供や女性、初心者でも楽しめるよう配慮を凝らした。

 今後も現役の五輪選手やメダリスト、元日本王者らにも協力を仰ぎ、競技の魅了を満喫できるよう、内容の充実を図るという。

 岡部社長は「世界を舞台に戦ってきたアスリートだからこそプロデュースできる」と強調。木曽地域には渓谷があり、緑あふれる自然に恵まれているため、相乗効果も期待できるというわけだ。

 ■古民家を改装

 ホテルは、かつての豪農が建てた築約150年の古民家を改装する。年月を感じさせるはりや柱などは内装にそのまま残し、客室に備える風呂は、特産の木曽ヒノキを使う。客室を3室としたのも、「おもてなし」の心を大切に、宿泊者にゆったりとくつろいでもらいたいからだ。

 料理は、県産ブランド魚「信州サーモン」をはじめ、有機栽培米や野菜など地元の食材を使う。

 1人当たりの宿泊料金は1泊3食付きで体験型ツアーと合わせ、6万円からになりそうだ。体験型ツアーについては、宿泊客以外も受け入れる。