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今川義元、来年生誕500年 臨済寺、20日から特別公開 古文書解読作業も始まる

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 同寺は修行寺であり、これまで団体客の受け入れは全く行っていなかった。ただ、来年、寺にゆかりの深い今川義元の生誕500年を迎えるにあたり、観光キャンペーンに協力すべく、少しずつ観光客の受け入れを行うよう方針転換した。阿部宗徹住職は「修行寺なので通常は建物内の公開は行っていないが、生誕500年となる来年には、静岡の文化の一面を担う今川家ゆかりの寺として盛り上げに協力したい」と狙いを説明した。

 さらに同寺は、生誕500年記念事業の一環として、静岡市と静岡大が実施する古文書の解読調査にも協力する。同寺には江戸時代から昭和にかけての5千点に上る古文書が残されているが、体系的に整理する調査は初めてという。

 静岡大日本史学研究室の准教授や学生が大量の古文書をじっくり読み込み、時代や内容ごとに分類し、目録を作成する。近世史が専門の本多隆成・静岡大名誉教授をリーダーに、3年間での調査完了を目指す。市は今年度、85万円の予算を拠出して解読作業を側面支援する。

 平成33年度には、市が駿府城公園近くに新設を計画している歴史文化施設が完成する予定。古文書の一部については、この新施設での公開も視野に入れている。市文化財課では「幼少期にこの寺で暮らした徳川家康に関するものや、寺と地域の関わりが分かるようなものが見つかるかもしれない」と、歴史的新発見への期待に胸を躍らせていた。

                  

 ■臨済寺 元は善得院として建立され、天文5(1536)年に今川義元が兄の氏輝の菩提寺として整備した。今川家当主の位牌などが安置されており、徳川家康が幼少期に人質として暮らした寺としても知られる。本堂(方丈)は戦火で2度焼け落ち、現存するのは家康が再建したもので、昭和58年に国の重要文化財に指定された。修行僧を抱える禅寺であるため、建物内は年2日しか公開されていない。

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