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今年も「STOP!熱中症」 岡山労働局がキャンペーン

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今年も「STOP!熱中症」 岡山労働局がキャンペーン

 本格的な夏に向け、岡山労働局は、建設業や製造業などを重点業種に、県内の職場における熱中症予防対策の徹底を図る「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を今月から始めた。9月末日まで展開する。

 キャンペーンは、熱中症による死亡災害ゼロを目指し、職場における対策の徹底を図ることを目的に、昨年度から全国的に実施。

 湿度と日射など周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた暑さ指数(WBGT)を図る指数計を事業所に設置。指数に応じて、作業の中止や休憩時間の確保などを推進するのをはじめ、屋外労働の場合は、簡易な屋根の設置や通風、ミストシャワーなどにより、暑さ指数を下げる環境整備を検討する。通気性のいい作業着や冷却効果があるクールベストの着用も励行する。

 また、熱中症防止対策の教育研修の実施や熱中症予防管理者を置いての事業所での管理体制の整備、緊急時の措置の確認などの取り組みの強化などをリーフレットで配布したり、岡山労働局ホームページへの掲載で呼びかける。

 過去10年間(平成20~29年)、県内での熱中症による死傷者数(休業4日以上)は猛暑が続いた22年の22人(うち死者3人)が最多で以降、10人前後で推移。死者は23年以降は発生していない。

 熱中症発生状況をみると、WBGT値計を準備しておらず、作業環境の把握ができていなかったり、患者の発見や救急搬送が遅れたなどの事例が見られ、岡山労働局は「熱中症対策がまだ、十分に浸透していない職場もみられ、取り組みの強化を図りたい」としている。