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「アナゴ」「白みそ」に続け 「食」で堺の魅力発信を 観光客つなぎとめ、市が事業者募集

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「アナゴ」「白みそ」に続け 「食」で堺の魅力発信を 観光客つなぎとめ、市が事業者募集

 「食」を通じて観光客を呼び込もうと、堺市が地域との関わりが深い歴史や堺を連想させるストーリーを持つ料理のPR事業を募集している。認定されれば、経費の一部が市から補助される。百舌鳥・古市古墳群の来年の世界文化遺産登録に向け、来訪者の増加が見込まれており、市は「名物料理ができることで、市での滞在時間が延びれば」と期待する。

 対象となるのは、市内で同じ歴史やストーリーを持つ料理を提供する飲食店を営む3事業所以上のグループ。有識者や市職員らが、料理の市場性やストーリーの訴求力などの観点から採点する。認定されれば、料理の宣伝経費について最大150万円の補助を受けられる。市は現時点で2グループの認定を想定しているが、応募の状況に応じて増やすことも検討するという。

 百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を控え、全国発信できるご当地料理を作ろうと、市は平成29年度からこの事業をスタート。初年度に認定されたのは、かつて堺で漁がさかんで「美味」と評判を呼んだ「アナゴ」と、今も堺の家庭で作られている「白みそ」の2グループ。市の補助を受けて、料理について紹介するリーフレットを配布したり、ウェブサイトを開設したりするなどのPRを行っている。

 グループのメンバーで、白みそなどの製造販売を手がける醸造会社「雨風」(堺市西区)の豊田実社長(61)は「おみそを使った料理が泉州地方の郷土料理になり、みそとともに、堺のまちも盛り上がればうれしい」。市の担当者は「アナゴと白みそのPRは反響があり、名物料理としても定着しつつある。今後も事業を続け、『堺といえばこれ』という料理を全国の方々に知っていただき、堺の認知度向上を図りたい」と話している。

 応募のための申請書は市のホームページからダウンロードできる。来月22日必着。問い合わせは、市シティプロモーション担当(電)072・228・7340。