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足利薪能、テーマは刀剣 「小鍛治」「長光」など上演

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足利薪能、テーマは刀剣 「小鍛治」「長光」など上演

昨年の「いけだ薪能」 昨年の「いけだ薪能」

 刀剣ブームに沸く足利市で、平安時代の名刀工・三条宗近(むねちか)を扱った能「小鍛治(こかじ)」や狂言「長光(ながみつ)」などの古典芸能が9月8日午後5時、鑁阿寺(ばんなじ)境内(同市家富町)で上演されることになった。能楽ファンにとどまらず刀剣女子らの間でも話題になりそうだ。

 能は、室町幕府第3代将軍、足利義満らの庇護で大きく発展。足利氏発祥の地の同市では昭和60年から毎年、鑁阿寺や同市民会館で「足利薪能」として開催されている。

 34回目の今年は、昨年春の名刀「山姥切(やまんばぎり)国広展」以降、刀剣による活性化事業が活発になっていることを踏まえ、能楽師の中村裕さんらの配慮で刀剣にちなんだ演目が決まった。中村さんは足利市で定期的に謡の指導に当っている。

 小鍛治は、天皇の命を受けた宗近が作刀の際の相づち不在に困り、稲荷明神に祈願すると、童子に変身した稲荷明神が現れ、名剣「小狐丸(こぎつねまる)」を鍛え上げるという物語。宗近は「天下五剣」に数えられる国宝「三日月宗近」(東京国立博物館蔵)を鍛えたことで知られ、現在の刀剣ブームの引き金となったオンラインゲーム「刀剣乱舞」で擬人化され刀剣女子に人気だ。

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