産経ニュース

浮かぶ小天守 復旧進む熊本城、土台部分の石垣を解体

地方 地方

記事詳細

更新


浮かぶ小天守 復旧進む熊本城、土台部分の石垣を解体

 熊本市は15日、平成28年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧工事の様子を、報道陣に公開した。復興の象徴として修復を急ぐ天守閣小天守は、崩れた土台部分の石垣の解体が進み、地上約6メートルに浮かび上がったような姿となっている。

 小天守は地下1階、地上4階の高さ約20メートルで、復旧用の足場に覆われた大天守に隣接する。地震で柱や壁が傷つき、建物内部への入り口がある石垣の一部が崩れた。

 この日は、作業員が建物の下部で、石垣を傷つけないよう手やブラシで土や小さな石を除去していた。石垣解体に伴い、鉄筋コンクリートの基礎がむき出しになっていた。

 市は今後、被害を詳しく確認し、石を積み直す。建物は本年度にも最上階の解体に着手、軽量化し造り直す。

 大天守も合わせ33年春ごろまでに復旧させる。

 工事を担当する大林組の熊本城工事事務所の土山元治所長(53)は「今後は大天守を覆う足場も取れ、その姿が外から見えるようになる。多くの人に復旧が進む姿を見てほしい」と語った。