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善光寺大勧進貫主に滝口宥誠氏 「協調と協和」を訴え

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善光寺大勧進貫主に滝口宥誠氏 「協調と協和」を訴え

記者会見する善光寺大勧進貫主の滝口宥誠氏=15日、長野市 記者会見する善光寺大勧進貫主の滝口宥誠氏=15日、長野市

 天台宗の宿坊でつくる「一山」と小松玄澄(げんちょう)前貫主(84)との対立が続いていた善光寺大勧進の混乱は、滝口宥誠(ゆうじょう)氏(84)が後任に就いたことで、一応の区切りがついた形だ。ただ、小松氏は今年4月、大勧進に対し、貫主の地位確認と業務妨害禁止を求める仮処分を長野地裁に申し立てている。裁判の行方次第で再び混乱に陥る可能性は否定できない。

 滝口氏は15日の記者会見で、貫主に就任したことに伴い、自身の抱負を語った。

 「協調と協和(の精神)で職務を全うしたい」

 一山と共同歩調を取る考えを強調したものといえ、これまでの混乱に終止符を打ちたい思いが見て取れる。自分より他人の幸せを願う「利他」の精神を徹底すると誓ったのも、その証左だ。

 実際、大勧進では混乱の度が深まっている。一山は小松氏に対し、職員への差別的発言やセクハラ問題があるとして罷免を要求。小松氏は、昨年12月に天台宗務庁に辞任願を提出したが、今年3月に辞意を撤回し、長野地裁に仮処分を申し立てた。

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