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教育現場の盲点浮き彫り 「SNSでいじめ」認定 高2女子自殺の背景 埼玉

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 県立高校2年の女子生徒=当時(16)=が昨年4月に自宅で自殺した問題に関して、県の第三者調査審議会が14日公表した報告書は、教育現場に対し重い課題を突きつけた。

 報告書によると、女子生徒が昨年3月29日に学校に相談しており、学校側も「いじめか」と確認したところ、女子生徒は「いじめではない」「そっとしてほしい」と答えたことから、学校側はそれ以上、対応しなかった。

 ただ、報告書では「いじめられていても、本人がそれを否定する場合が多々あることを踏まえ、女子生徒の様子をきめ細かく観察するなど確認する必要がある」と指摘した。

 生徒の顔が見えづらいツイッターなどSNS(会員制交流サイト)でのいじめだったことに加え、春休み期間中だったことから、学校側の目が行き届かなかった「盲点」も浮き彫りになった。

 女子生徒の交際相手の男子生徒とのトラブルは、昨年3月の終業式後に女子生徒が送信した自身の通知表の画像を男子生徒が無断でSNSに投稿したことがきっかけだった。その後、春休みに入り、学校側が生徒間のトラブルに対応しにくい状態だった。年度替わりの時期で人事異動や担任交代も重なった。

 報告書は「長期の休業中にこのような事案があった際、どう対応すればいいのかを検討すべきだ」と対応を求めた。

 調査審議会の佐世芳(さよ・かおる)会長は「ささいなSNSの書き込みが人を自殺に追い込むケースがある。そんな危険性を秘めた問題だということを認識し、対策を考えなければ、また悲劇は繰り返される」と警鐘を鳴らした。(川上響)

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