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大飯原発事故想定し大津市が防災訓練

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大飯原発事故想定し大津市が防災訓練

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)での原子力災害に備えようと、大津市は13日、市北部の伊香立、葛川両地区で防災訓練を行った。避難経路の確認や放射能検査などの訓練を通じ、万が一の事態における行動を確認した。

 同市は避難計画策定が義務付けられた原発30キロ圏内には含まれないものの、平成23年の東日本大震災では原発から47キロ離れた地域で局所的に高い放射線量が観測されたことから、市は原発から47キロ圏内の5地区で避難計画を策定している。

 この日の訓練は、稼働中の大飯原発でトラブルが起き、飛散した放射性物質が風に乗って同市まで広がっているとの想定で実施され、両地区の住民や市職員ら約250人が参加。

 住民らは市の広報車の避難指示に従って屋内退避した後、避難用のバスに乗って避難中継所の市立伊香立中学校(同市伊香立下在地町)へ移動。体育館で衣服に付着した放射性物質を調べるスクリーニング検査が行われた。

 同市葛川の天井典子さん(62)は「緊張感を持って冷静に対応できた。いざというときにも今回のように行動できるようにしたい」と話していた。