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殺処分ゼロへチップ装着などでペットショップを優良店認定 奈良市、来月から新制度

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 犬猫の殺処分をなくす取り組みに協力するペットショップを優良店として認定する制度が6月から、奈良市で始まる。個体を識別するマイクロチップの装着を義務づけ、最期まで飼育するよう販売時に誓約させるなど、8つの基準を満たした店舗を「犬猫パートナーシップ店」と認定。専用のロゴマークを配布する。

 同様の制度は先月、福岡市が全国で初めて導入。購入時に飼い主としての責任を自覚させるとともに、マイクロチップの装着によって飼育放棄を防ぐ狙いがある。

 環境省の平成27年度統計によると、保健所に収容された犬と猫は全国で13万6千匹を超え、うち殺処分されたのは約8万2千匹を数える。奈良市は27年3月、犬猫の里親募集や一時的な保護を引き受けているボランティア団体と協力し、新しい飼い主を探す委託譲渡制度をスタート。29年度は猫101匹、犬8匹が市民に譲渡されている。

 認定基準は、飼い主に最期まで飼うことを誓約してもらう▽飼い主の情報をマイクロチップに記録し、それを装着した犬猫のみ販売する▽保護した犬猫の譲渡活動を広報する-など8項目。市は今月中旬まで認定店舗を募集し、6月からの運用を目指している。

 奈良市では、25年度に218匹にも上った犬猫の殺処分は、29年度には3匹にまで激減。目標の「殺処分ゼロ」まで、あと一歩に迫っている。市生活衛生課は「最近も捨てられたとみられる高齢犬を保護したが、マイクロチップがあれば飼い主に返還できる。ペットショップにも協力してもらい、殺処分ゼロを目指したい」としている。制度に関する問い合わせは同課(電)0742・93・8395。

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