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山口銀頭取に神田氏 吉村氏は山口FG経営に専念

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山口銀頭取に神田氏 吉村氏は山口FG経営に専念

 山口フィナンシャルグループ(FG)は11日、傘下の山口銀行の頭取に、山口FGの神田(こうだ)一成取締役(55)が就任する人事を発表した。吉村猛頭取(58)は代表権のある会長となり、山口FG社長としてグループ経営に専念する。6月26日付。50代のツートップ態勢で、金融激戦時代の勝ち残りを目指す。(大森貴弘)

 「地方創生に取り組む地域商社やコンサルタント会社を設立した。これらを定着・発展させると同時に、銀行ビジネスのブラッシュアップも必要だ。経営体制を強化し、この2つの課題に対応したい」

 吉村氏は山口県下関市で開いた記者会見で、人事の狙いをこう説明した。

 吉村氏は平成28年6月から2年間、山口、北九州、もみじ3銀行などを傘下に置く山口FG社長と、山口銀行頭取を兼務してきた。

 さらに、前社長の福田浩一氏が体調不良で会長職を退き、今年2月に亡くなった。日本有数の地銀グループの経営が、吉村氏の双肩にかかった。

 地銀の経営環境が厳しくなる中、1人でできることには限界がある。吉村氏は銀行頭取を、部下に任せる決断をした。

 最有力候補が神田氏だった。2人は、もみじ銀行との経営統合(平成18年)に上司・部下として携わった。「環境変化に対する先見性がずば抜けている。人柄も良い。ナイスガイだ」。吉村氏は、神田氏をそう評価した。

 吉村氏は28年、山口FG社長に就任すると、神田氏を取締役に引き上げた。そこでマーケット部門から、個人顧客を対象とするリテール部門まで幅広く任せ、経験を積ませてきた。