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【ろっけんグルメ】酒讃家(秋田市) 春先のイチオシはイワナ

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 角館(仙北市)を中心とする県内陸部の料理と骨酒を出す。春先のイチオシは「朝どり活〆岩魚(かつじめいわな)皮目炙り刺」(830円)。渓流でとれたイワナをあぶって香りを出し、付け合わせのしょうゆは桜ベースのチップでいぶす。「岩魚の骨酒」(1030円)に入れるイワナは小ぶりで8時間かけて弱火でじっくり焼き、水分を飛ばすことで、酒にうま味と魚のタンパク質が乗り移る。「栄養を取るための昔の人の知恵でした」と角館出身の店主、藤木聡さん(45)。

 「子供のころから親しんだ郷土料理を味わってほしい」と藤木さんは高校卒業後に秋田市の複数の店で修業、独立して5年半になる。「イワナは高校の先輩、コメも卵も同級生かその先輩といった方々から仕入れます」。骨酒は秋田市の地酒「太平山」、しょうゆは角館の老舗・安藤醸造の製品と県産品にこだわる。

 他にも、渓流でとれるモクズガニのカニミソをみそであえて焼いた「甲ら詰め焼き」(580円)、マタギから譲り受けた熊肉を煮てポン酢で食べる「熊ぽん」(1080円)など野趣あふれる料理が並ぶ。「本物の秋田内陸料理が味わえる」と、県外からも多くのファンが訪れる。

 今の願いはかつて出していたイワナの「親子丼」の復活だ。キャビア(卵)と刺し身を並べた人気の品だったが、キャビアが品薄になり出せなくなった。「イクラを小さくしたような黄色の透明の卵ですが、取り過ぎると不漁になってしまう」と残念そうだ。時には釣りに出掛け、釣果を店に出す。男鹿で釣れた小鯛を骨酒にすることもある。(藤沢志穂子) =おわり

                   ◇

 ▽アクセス 秋田市山王1の6の7 淀ビル1階。JR秋田駅から車で10分。(電)018・811・2972

 ▽営業時間 午後5~11時半

 ▽定休日 日曜

 ▽店主お薦めの他店 酒肴旬彩「白帆」(秋田市土崎港中央1の14の11)「北限の産卵地として知られる秋田のふぐを出す店。冷たい日本海で育ったふぐは、身が締まってコクがある。ほかの魚介類と地酒も豊富にそろっており、ときどき訪ねています」

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