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【経済インサイド】北海道・十勝でベンチャー企業の誕生が相次ぐワケ

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 宿泊だけでなく、食事は地元産食材や調理器具などをそろえてくれるので、利用者は火にかけるだけでバーベキューやダッチオーブン(分厚い金属製の蓋の上に炭火を置くことのできる鍋)でつくるアクアパッツァ(魚介類をトマトとオリーブオイルなどとともに煮込んだ料理)、スープカレーなどを味わえる。

 岡崎氏の背中を押したのが、十勝の稼ぐ力を創り出す「とかち・イノベーション・プログラム(TIP)」。地域の金融機関、自治体、シンクタンク、マスコミなどが野村総合研究所の協力を得て27年から始めた。岡崎氏はTIP1期生だ。

 「革新は同じムラ社会からは生まれない」との考えから、十勝に根を張って起業へのモチベーションを持つ若者(火の玉人材)が、独創性のあるアイデアで事業を大きくした全国の経営者(火種)から学んだり、若者同士が対話したりして稼ぐ力を培う。

 帯広信用金庫など地域金融機関がプロデューサーとして主体的に動き、帯広市など十勝19市町村がバックアップする態勢も整えた。

 岡崎氏の火種となったのは「養鶏業から村丸ごと振興」を成し遂げたコッコファーム(熊本県菊池市)の松岡義博会長だ。

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