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島根・出雲の京田遺跡から「異形土器」出土 東日本との交流示す

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 窓のような部分を持つとみられる変わった形の土器の破片が、島根県出雲市の京田(きょうでん)遺跡からみつかり、同市の出雲弥生の森博物館で公開されている。主に東日本で出土するタイプの特殊な土器とみられ、山陰地方で見つかったのは初めて。

 この土器は、窓のような部分を持ち、「隆線文」と呼ばれる文様が曲線的に施され、表面には水銀朱が塗られている。さらに、人為的に掘った穴に土器を壊して埋め、その上に石を置く「配石土坑(どこう)」で見つかったことから、調査した同市文化財課は、祭祀(さいし)の場で使われた「異形土器」の一種と推定。東日本で、中心的な役割を持つ集落から出土することがあるという。

 京田遺跡は、縄文時代後期(約3500年前)の集落跡で、同課が平成28年度に約250平方メートルを調査。東日本系の異形土器片をはじめ、九州系の土器「西平(にしびら)式土器」とみられる土器片やお守りのような土器、水銀朱をすり潰した「磨石(すりいし)」など特殊な出土品が多数見つかった。

 発掘を担当した幡中光輔主事は「弥生時代や古墳時代に比べ、縄文時代の発掘例が乏しかった出雲平野のイメージを覆す発見。京田遺跡一帯は、東日本や九州など遠方とも交流を持ち、文化的に豊かなエリアだったと考えられる」と話している。

 これらの出土品を紹介する「京田遺跡発掘調査成果速報展」は14日まで。

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